清水國明の「自然樂校&森と湖の楽園」で自然暮らし | 山梨県南都留郡富士河口湖町

清水國明 執筆原稿

2007年8月2日

『東京新聞』

photo毎朝早く起きて森の中に造っていた池がようやく完成しました。見事な池になって中に入れたニジマスも元気に泳いでいるのですが、元気すぎて手掴みできません。夏休みの子どもたちにニジマスの掴み取りをやってもらおうと思って造った池で、20センチくらいの深さですが、すばしっこくて大人でも捕まえられませんでした。おまけに池の深いところをネットで仕切って放したザリガニ50匹が、いつのまにかネットの隙間から逃げ出して、池一面で遊んでいます。
危なくてはだしの子どもを入れる訳にいきません。仕方なく池の横にもうひとつ、小さなブルーシートの浅い池、というより水溜りみたいなものを造って、そこで捕まえてもらうことにしました。せっかく立派な池を造ったのにとがっくりでしたが、この新しく造った水溜りが子どもたちに大人気。すばしっこく逃げ回るニジマスを追いかけてダイブしたり、尻餅ついたり。久しぶりに聞く、真剣に遊ぶ子どもたちの歓声です。着ているものがびしょぬれになってお母さんたちは大変ですが、部屋の中で遊んでいるときには絶対に見ることができない子どもらしい笑顔に、大人たちも満足気です。自然の中で狩猟や採取の本能を開放することで、心と体が目覚めるのだと思います。「ドラえもんと遊ぼう!自然ふれあいの森」を造ったので、今年は特に小さな子どもたちがたくさん遊びに来てくれて、いろんな丸太の遊具をクリアしながら進む森の迷路や丸太の巨大ピラミッドなどで遊んでいますが、帰らなければならない夕方が近づいてくると、なんだかみんな悲しげです。夕方から夜にかけていよいよ森の中は楽しくなるので、僕らも残念です。セミは夕方ピークに鳴き始めるし、クワガタ・カブトムシも夜行性です。森の中でせめて一泊するキャンプがお勧めですね。「ドラえもんと遊ぼうキャンプ」では、毎晩クワガタハンティングツアーやっています。この夏親子キャンプがまだでしたら、是非。