清水國明 執筆原稿
2007年8月31日
『東京新聞』
森の木々から降り注ぐフィトンチッドというのは、すべてを元気にしてくれる栄養成分だと思っていました。結果として元気になれるのですからその通りなのですが、正確にはフィトン(植物)、チッド(殺す)という物騒な意味があるのだそうです。自ら動くことが出来ない樹木は、近づいてくる病原菌や周りにはびころうとする不快な雑草たちに、フィトンチッドを降り注いでやっつけてしまいます。そのパワーに便乗して、森に入った人間も元気にしてもらっている訳ですね。森林療法によって健康状態が改善されることはすでに証明されていますが、フィトンチッドが最も降り注ぐ針葉樹の森で活動することによって、今世間を騒がせているメタボリックシンドロームにも効果があるようです。
9月22日から2泊3日、「森と湖の楽園」で初めてウエイトロスセミナーが行われることになりました。NPOのウエイトロス協会の藤城さんの指導で、食生活の改善と肥満のメカニズムを学んだ後、森の散歩、たっぷり森林浴で気持ちよくダイエットにチャレンジできます。ソフトな断食で、自分が自分の体の余計な部分を食べてくれる「オートファジィー」機能にスイッチを入れるのだそうです。有史以来、人類がこんなにたくさんの食べ物を摂り続けるような時代はなかった訳で、飢餓に対してはそれに対応して生き残る力が備わっていても、飽食にはまったく無防備で、多くの病気の原因にもなっています。来年には健康増進法が施行されて、体重や健康の自己管理を企業ぐるみで取り組まなければならないようになるそうです。今から自分にあったダイエット、食事コントロール、生活習慣に関する知識を学んでおくといいですね。自然の中で楽しみながら、気持ちよく健康になれる「森と湖の楽園」のウエイトロス合宿には、隠れメタボの私もぜひチャレンジしてみようと思っています。ホームページの検索は森と湖、電話は0555-73-4116です。