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「森と湖の楽園」 ウェイト・ロス キャンプ - 断食論文
肥満、メタボリック・シンドローム、生活習慣病の予防と対策
1. 総論
肥満の背景に食べ過ぎと運動不足があります。食べ過ぎる原因はストレスによる過食や,不適切な食事、すなわち加工調理で軟らかくて食べ易いもの、肉や、油脂、砂糖などコンパクトで高カロリー食、ジャンクフード、微量栄養素の欠乏を補う為の無意識の過食、早食いの習慣などがあります。また車や文明の利器による運動不足で体力、筋力が低下してさらに肥満するという悪循環があります。人類はずっと進化の途上にありましたが、恵まれ過ぎた近年、世代ごとに体力、精神力ともにはっきりと退化していることを認めないわけにはいきません。カロリー消費をしないのですから、少食(実はこれが適量)とほんのわずかな運動ぐらいは必要です。
2. 肥満、メタボリック、シンドロームの原因と対策
- 人間の大脳はしばしば間違う
自然の動物に肥満体は一匹もいません。万物の霊長といわれる人間(人間の影響を受けたペットと家畜も)だけが肥満になる理由は大脳が発達したからです。自然の動物は煮炊きも味つけもせず、いくら豊富に餌があっても決して食べ過ぎない理由は本能の判断によることと、調理しないためおそらく、旨くもまずくもなく必要な量だけしかとらないためでしょう。しかし人間は空腹でもないのに舌先三寸の楽しみ(実は大脳の楽しみ)のために限りなく美味しさを求め、肥満します。人類の大脳の歴史は、ほんの数百万年ですから、いまだ不完全ですが、本能は単細胞の時代から36億年の歴史がありますから、人間以外の生物は決して間違わないのです。人間の場合本能を超えて食欲をコントロールしているのは大脳の連合野の精神作用で、脳が味による快感を求めたり、食べることはストレスの緩和作用がありますから、緊張から解放されたくて、無意識に食べたくなるのです。 - 現代型栄養失調が食欲亢進の一因
現代人の好む肉、脂肪、精製でんぷん、砂糖などはコンパクトで高カロリーの上に、精製加工(白米、白パン、白うどん、白砂糖など)のため微量栄養素が欠落していて、しかも消化吸収も早すぎます。従ってこれを現代型栄養失調、またはジャンクフード(ガラクタ食品)あるいはエンプティカロリー(空っぽのカロリー)とも呼びます。必須栄養素はたった一種類でも極端に欠乏していれば、健康状態はその一種類の量に左右されますから、完全に揃える必要があります。動物は何が不足しているか本能で分かりますが、人間は本能が退化した上に精神作用が影響しますから、相変わらず欠落したものを食べ続けるため、必要な栄養素は補給されず、無意識にそれを求めて食べ過ぎてしまいます。 - 消化吸収が早すぎる食事は太る
食物は粉末や精製加工すると、吸収が速くまた空腹になるのも早いでのす。その最たるものが砂糖ですが、吸収が速いために肥満しやすいのです。でんぷんはブドウ糖の分子が300〜1200もつながっていますから、消化に時間がかかります。砂糖は果糖とブドウ糖が一分子ずつ、つながっただけですから、たちまち吸収されその間、エネルギーを使わなければみんな脂肪に変わります。その際血糖値が急に上がって、それを下げるためインスリンが大量に使われますから、それを繰り返していると糖尿病になります。パンやうどんなども、もとは粉ですから吸収が早く同じ仲間です。また砂糖は明らかに中毒性があります、たとえばチョコレートやケーキ、あんこや羊羹などに砂糖が入っていなければ、誰も食べないでしょう。この砂糖の甘さの魅力に負けて、本来あまり食べたくもない食品を世界中で、どれだけ消費していることでしょう。
3. 死の四重奏は近いうちに重大な疾患や死を招く
肥満,高脂血症、高血圧、糖尿病の4つが揃うと心筋梗塞、脳卒中の死亡率が10倍といわれ、これこそ食べ過ぎの典型的な末路です。ある人はこれに、たばこを加えて死の五重奏とも言います。玄米植物食で少食、時に断食をして体重を落とせば顕著に改善します。その際どんなに太っていても3〜4kg落としただけで血液検査データが劇的に改善しますので試す価値はあります。
4. 生活習慣病の改善提案
- 糖尿病の発症メカニズムと改善方法
糖尿病の95%がU型糖尿病ですから、それについて述べます。糖尿は吸収の早い食品(GI値の大きいもの)を繰り返し大量に食べる結果、血糖値を下げる働きのインスリンを作る膵臓のベータ細胞が、疲れて機能低下したものです。質の悪いものを食べ過ぎたのが原因ですから、予防と治療はゆっくり吸収されるものを少量にしておく、即ち玄米植物食とソフト断食、時に運動の組み合わせがとても有効です。体重を3〜4キロ落とせば血糖値はたちまち改善してきます、そしてヘモグロビンA1c(赤血球にブドウ糖が何パーセントくっついたか)は赤血球の寿命が120日なのでゆっくり下がってきます。実行するに際し禁忌食(ジャンクフード)はなるべく止めることです。これを厳密に守るほど、早く確実に効果が出ます。糖尿病は何といっても合併症が怖いわけで、脳梗塞や失明、腎透析など末路は哀れです。 - 高脂血症、高血圧、動脈硬化の発症メカニズムと改善方法
中性脂肪とコレステロールが高くなるような、欧米型の食生活をしていると動脈硬化が進行して血圧は上がります。また血圧は特に内臓脂肪と密接に関係します、脂肪組織は人類最大のホルモン組織で悪玉と善玉があります。悪玉の中にアンジオテンシノーゲンという血圧を上げるホルモンがあります。これは内臓脂肪の量と比例しますので痩せれば血圧は下がります。また血糖値、中性脂肪、コレステロールなども下がりサラサラ血になりますから、さらに血圧が下がるという相乗効果も期待できます。動脈硬化は悪玉のLDLコレステロールが酸化されると、マクロファージがそれを食べて血管の内膜下にたまって狭くなったり、血管壁に脂肪が沈着して動脈が硬くなります。これもマイナスカロリーにしておくと、動脈壁から脂肪が引き出されて消費されますから、動脈の弾力が戻って血圧が下がります。 - 高尿酸血症、痛風の発症メカニズムと改善方法
高尿酸血症は血中の尿酸が7mg/dl以上をいいます。痛風は主に不適な食事が原因で血中尿酸値が上がって結晶化して、それを白血球が食べる際に炎症が起きて痛みを伴う一連の病状を言います。足の親指に好発します。大抵はプリン体の多いもの(魚、肉、鶏、魚卵、内臓,モツなど)を沢山たべると発作が出やすく、太った酒飲みに多いです、高尿酸血症は結石と動脈硬化や腎臓病なども引き起こすため馬鹿に出来ません。これも主に欧米型の食事が原因ですから、和食に切り替えて水をよく飲み、尿を出すことです。そして痩せれば治ります。もちろん玄米植物食が理想ですが、動物植物に関係なくタンパク質は腎臓を傷めますから少なめに摂りましょう。 - 心筋梗塞の発症メカニズムと改善方法
心臓の筋肉を養う血管が詰まってその支配領域の心筋が壊死を起こした状態で範囲が広ければ死ぬこともあります。アメリカはこの病気が非常に多いですが、欧米型の食事で肥満した人が、たばこを吸ったり、せっかちに仕事をしたり、ストレスが強い、トランス型の脂肪酸(羊や牛などの反芻動物の脂肪やマーガリンはトランス型の脂で人間が分解しにくいため、異物と判断し動脈壁に沈着させて内腔を狭めます)を食べたりした結果アテロームを形成したり、内腔が傷ついたりして血液が固まりやすくなるなどが複合して発症します。対策はいたって簡単で過食、酒、たばこ、ジャンクフードを止めて玄米植物食にして減量すれば、かなり防げます。冠動脈が狭心症のレベルまで狭窄してもマイナスカロリー(断食や玄米植物食)にしておきますと、不足分のカロリーを補うために動脈を狭めているアテローム(酸化した脂を、マクロファージが食べて血管壁にもぐり込んで内腔を狭めたもの)を消化分解して内腔が広がり血流と症状が回復することもあります。 - 脳梗塞発症のメカニズムと改善方法
脳梗塞には血栓と塞栓の二種があり血液が脳の血管内で固まってしまい支配領域の神経組織が壊死をおこした状態を脳血栓といい対応する組織の機能障害や麻痺、シビレ、めまい、言語障害などの神経症状が出ます。主な原因は動脈硬化やアテローム形成、ベトベト血、水を飲まない、動かない、などです。したがってさらさら血になる条件を揃えれば予防できます、対策は太らない工夫、玄米植物食や時に断食の組み合わせと、水をまめによく飲む、少しは動くことです。脳塞栓は他の部位での血栓(弁膜症や心房細動由来のものが多い)や、組織片、脂肪、空気などが血流にのって移動し脳血管に詰まったものです。やはり背景に食べ過ぎと運動不足、タバコ、水分不足などによるベトベト血がありますからまず水をよく飲み、玄米植物食や軽い運動、時に断食などで減量しますとたちまちサラサラ血に変わりますからそれを維持すればいいのです。 - がんの予防と対策
今や40歳以上の死亡原因の半分近くはがん死ですから普通に暮らしてはいけないのです。がんの原因は食事が35%、たばこが30%、酒が5%、ウイルスが10%、その他環境汚染となっておりますが、環境は個人の意志ですぐにどうこうできませんが食事とたばこと酒、合わせて70%はじぶんの意志で決められます。がんは遺伝の要因は少なく立派な生活習慣病であり、もっといえば自己責任病ということができます。たばこは止めればよいし、食事は自分で選べます、肉、脂肪などの動物性食品、精製加工食品、添加物、農薬などを控え、未精白の穀物と植物性食品を中心に摂ると防げる確率が高いです。がんの治療でゲルソンの食事療法がありますが、これは玄米植物食に野菜ジュース,無塩が主体でかなり治る率が高いのです。私たちもがんの自然療法として積極的に用いますが、特に乳がんにはよく効きます。治るぐらいですから、予防には最適です。動物としてのヒトの食性を考えるとチンパンジーやゴリラがでんぷんを食べ始めたのが人類という結論に達します。
5. 肥満予防には玄米植物食が最適
玄米と植物の組み合わせは、カロリーが低く繊維が圧倒的に多く、ビタミン、ミネラル、ファイトケミカル、糖鎖など微量栄養素は豊富ですから、現代型栄養失調(高カロリーで微量栄養素が欠乏)から発生している肥満、生活習慣病への対策には最適です。より早く改善するには、まずソフト断食、続いて玄米植物食と軽い運動の三点セットが顕著に効きます。肥満、メタボ、生活習慣病は食べ過ぎと運動不足ですから、食事を減らして運動するのが一番効果があります。
6. 肥満、メタボ、生活習慣病予防セミナーと玄米植物食料理教室
肥満、メタボ、生活習慣病予防セミナーは非常にハイレベルの内容を沢山の画像や写真、資料を用いて分かりやすく行うものですから、参加者のほとんどが納得して、新たな決意を胸に終了しますので成功率が高いです。人は理論や筋道を心底納得すれば明日から行動が変ります。なぜなら人間の行動を決めているのは、すべてその人の「思い」ですから。そしてやらないのは深く知らないからですし、今まで改まって健康管理に関する系統だった勉強をするチャンスがなかっただけなのです。
7. これらを総合的に学べるウエイトロスキャンプとは
文字通り減量しながら、食べ過ぎの習慣を是正し、健康を目指す合宿のことです。通常2泊3日の合宿で所定の目的は達せられます。肥満、メタボ、生活習慣病(がん、糖尿病、高脂血症、高血圧、痛風、心筋梗塞、脳梗塞、痴呆など)を予防し生涯健康で天寿を全うするための理論と実際がしっかり手に入ります。即ち基本は玄米植物食中心でほんの軽い運動(壊さない範囲内に留める)時にソフト断食(慣れてきたら自分でも可)を組み合わせる、一度覚えたらあとは家に帰って実践できます。玄米がどうしても抵抗ある人は今までの食事でとりあえず痩せることです、それでもいろいろな検査数値が改善します。しかし仮に体重が正常になっても微量栄養素が足りませんので、いつまでも安心してはいられません、いずれ玄米植物食にするか、やむを得ずサプリメントとるかです。